GitHub、Figma、そしてインサイトのコラボレーション
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コラム
インサイトマネジメント

2017年にWeWorkのUXチームのリードを勤めていたTomer Sharon氏がこんなタイトルのブログを投稿しました。
Democratizing UX (UXの民主化)
記事の詳細は、こちらのMediumを参照いただきたいが、要するに「UXやユーザーリサーチは、もっと細かく、素早くなっていってるよ、だからデータの管理がより重要になっているよ」という内容です。
Atomic UX Researchなどのワーディングでも語られたこの「顧客理解のアジャイル化」について、当時大変感銘を受けました。
かくいう私自身も「ユーザーのためになるものをつくりたい」と願いながらも、たくさんのゴミ機能を量産してしまい、チームにもユーザーにもご迷惑をおかけしたことがあり、この概念には共感しかありませんでした。
プロダクトは1人では作れません(より厳密には、1人でつくるには限界があります)。そのため、プロダクトをつくる、あるいは偉大なソフトウェアをつくることと、チームをつくることは切っても切り離せません。
GitHubやFigmaは、そんな「チームでプロダクトをつくる」ことを、自然で当たり前なものにしてくれたと思っています。これらのツールを単に「これまでの作業が便利になる効率化ツール」と捉えるのは一面的です。
"We didn’t set out to build a company; we set out to fix a workflow that sucked."
会社を作ろうとしたんじゃない。クソみたいなワークフローを直したかったんだ。
—— Tom Preston-Werner (GitHub創業者)
初期のGitHubは、自身を「Social Coding」などのコンセプトで語っていたが、まさに目線が「コラボレーション」や「コミュニケーション」に向いているところが素晴らしい点だと言えます。
この「コラボレーション」の対象が、いままさに「顧客インサイト」に移ってきているのです。
インサイトマネジメントの発想に大きな期待を寄せているのは、まさに「インサイトのコラボレーション」を実現するものだからです。
これまで、誰かの頭の中にしかなかった「お客さんはこれで困っている」のような、課題であり価値を、チームで共有でき、議論でき、デバッグできるものにする、これがインサイトマネジメントの肝です。
データ、UX、アジャイル、生成AI、プロダクトディスカバリーなど、いくつかのテーマから「なぜ今、インサイトマネジメントか?」は語られますが、詳細はこちらのドキュメントに譲ります。
※ 下記の画像は、あるイベントでのスライドの抜粋です

そして、この「インサイトマネジメントが広がった世界」が実現することは、大変に大きな意義があると常々思っています。
冒頭の「顧客理解のアジャイル化」(Atomic UX Researchなどのような諸々の考え方)にはじまる流れは、テック業界だけにとどまりません。
温泉旅館からジュエリーブランド、巨大エンタメ企業まで、今やインサイトマネジメントに取り組んでいます。
インサイトマネジメントに取り組んだある大手企業では、これまでセールスが強い文化から、創業50年以来初めてプロダクト開発部門が全社表彰され「企画職はプロフィットセンターであり、花形である」と示しました。
あるいは、私自身は島根県の田舎出身ですが、どんどん人口が減っていく地域においても、インサイトマネジメントが再び活況を取り戻すチャンスになればと切に願っています。廃れた商店街が、愛されるお店に溢れる好機です。
そんな、テックジャイアントから地方の商店街まで救われるのがインサイトマネジメントであり、「泥臭く顧客に向き合ってきた人や企業」が当たり前に報われる未来に、とてもわくわくします。
あなたのチームも、
インサイトマネジメントを
はじめませんか?
インサイトマネジメントは、ユーザー理解から事業を伸ばしたいあなたの味方です。
「顧客の声は聞いているのに成果が出ない」「チームの認識がズレる、スピードが遅い」
そんなお悩みから解放され、顧客に向き合うほど事業が伸びるしくみを実現しましょう。

Author

Kenji Kato
年間400名以上のユーザーインタビューを実践、5回の事業立ち上げ、顧客インサイトを活用し年間売上9倍の成長などを経て、現在はインサイトマネジメントシステム「Centou」のプロダクト責任者をしています。「あらゆる企業やチームがインサイト駆動で成長できる未来をつくる」をモットーに、さまざまな組織のインサイトマネジメントを支援しています。
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