分析時間が大幅削減、人材大手のパーソルキャリアが取り組む「リサーチの民主化」

人材業界をリードする企業であるパーソルキャリアには、UXリサーチを専門に扱うチームがあります。新規事業から既存事業まで、幅広い事業のUXリサーチを担当しています。

25を超える事業がある中、パーソルキャリアでは、UXリサーチ実施後のデータ管理や、分析の負担を課題に抱えていました。

そのような状況の中で、どのようにCentouを活用されているのか、今後のリサーチチームの展望も含めてUXリサーチャーとしてリードを務めている金さんに、お話を伺いました。

プロフィール

  • パーソルキャリア株式会社

    「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、転職サービスの「doda」をはじめ、さまざまな人材サービスを提供しています。

  • Rie Kin

    テクノロジー本部 デザイン推進統括部 戦略デザイン部 リードUXリサーチャー

目次

スピーディな分析や、過去のリサーチの活用が必要に

—— まず、金さんの普段の業務について教えてください。

SIer・コンサルティングファームなどを経験し、メーカーの新規事業開発室にてPMとして活動をしてきました。新規事業立ち上げや、アプリのUXデザインを行う中で、徐々にUXリサーチを専門として仕事にしていきたいと考え、パーソルキャリアへと転職しました。

パーソルキャリアでは、UXリサーチチームのリードとして、新規事業のUXリサーチから、リサーチ組織づくり、メンバーの育成まで幅広く行なっています。

—— Centou導入以前には、どのような課題を抱えていましたか?

過去のリサーチデータが整備されておらず、大量に分析に使われたホワイトボードツールのファイルはあるものの、当事者しか内容や背景が分からず、リサーチに対する振り返りも情報共有もしづらい状況でした。

また、分析にも時間がかかっており、特に新規事業などでは、スピーディに検証を進めたいので、分析を効率化する必要がありました。

そのようなタイミングで、ちょうどSNSでCentouのことを知り、分析の効率化やデータ管理のしやすさが両立できると感じたので、導入することになりました。

Centou導入で、分析時間が大幅に削減

—— Centouを導入いただいてから、実際どのような効果を得られましたか?

これまでリサーチは以下のようなステップで行っていました。

  • 設計

  • 実査

  • 一次分析(ファクトの洗い出し)

  • 統合分析(インサイトの抽出)

  • レポーティング(事業部への共有)

私たちの場合は、案件ごとにリサーチを実施し、1つの案件でおよそ10人程度のユーザーインタビューなどを実施しています。

これまで、一次分析や統合分析といった分析フェーズに多くの時間を要していたのですが、Centouの導入によって半分以上も短縮されました。

また、リサーチ結果の共有についても、これまではプレゼンテーションツールでまとめたり、ホワイトボードツールでまとめたり、プロジェクトによって共有方法がバラバラでした...。

Centouを使うことによって、インサイトから根拠となる調査データまで、一貫して見られるので、リサーチ結果の共有もしやすくなりました。

—— 特に効果を実感したタイミングはありましたか?

ある時、新規事業のリサーチ案件を進めている時、スケジュールの都合上、1週間で実査からレポーティングまでを行う必要がありました。

そんな時にCentouを利用して、分析から共有を進め、無事に1週間でレポーティングまでを終えることができたのです。

これは今までの分析フローやツールだったらできなかったことだなと実感しました。

目指すはリサーチの民主化、リサーチチームは次のステージへ

—— Centouによって分析の負担削減やデータの一元管理ができたとのことですが、今後はどんな展望を描いていますか?

一言で言うと、リサーチの民主化をしていきたいと考えています。

現状だと、まだまだ仮説のみで進んでしまう施策もあったり、利用シーンやユーザーを捉えきれていない場面もあります。

プロダクト開発や事業づくりにおいて、当たり前のようにユーザー調査がされていくように、組織全体の基準を高めていく必要があると感じています。

そのためには、リサーチ結果を必要な時に取り出せるようになったり、分析プロセスを標準化していくことが重要です。リサーチの結果だけではなく、プロセスも含めてオープンにしていくことが、リサーチの民主化だと考えています。

—— リサーチの民主化の先に、どんなビジョンを描かれていますか?

ユーザーのことを深く理解することによって、パーソルキャリアしか出せない価値を提供したいと考えています。競合調査ももちろん重要ですが、ユーザーにとって真に価値があるものを提供することで、さらなる事業成長を実現できると期待しています。

今も絶賛模索中ですが、チーム一丸となって、UXリサーチがパーソルキャリアの強みとなるように進んでいきたいです。

—— ありがとうございます。目先の効率化にとどまらず、未来のリサーチのあり方まではっきり描かれているパーソルキャリアさんを、今後もご支援できるよう、改善を進めてまいります!

※ 所属部署・役職は2024年2月時点のものです。

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